馬王Zを利用する時に、専門性のあるカスタムキーワードがあることを知っていますか?
カスタムキーワードは、馬王Zを利用する時に個人の好きなようにカスタムするための特殊用語のようなもので、設定すると細かい分析をすることが可能です。
今回は、そのカスタムキーワードについて、現在インターネット上に公開されている情報をまとめて紹介します。
ぜひ、詳しいデータ研究を検討している方は、参考にしてみてください。
目次
馬王Zのカスタムキーワードとは
馬王Zのカスタムキーワードとは、データを分析する時に詳しい分析や、個人の好きな条件で統計結果を出す時のキーワードになっており、専門的な計算条件を追加して、条件に加えることでカスタマイズできるようになっています。
しかし、このカスタムキーワードは個人の考え方がそれぞれ違い、条件の設定なども異なるため、公開されているのではなく、自分で作成するようになっているので、少し専門性のある内容になっています。
競馬のデータを使って、オリジナルにカスタマイズする方は必要な情報になっていますので、ぜひ興味のある方は参考にしてみてください。
キーワードの簡易確認方法
まずは公式サイトに掲載されているカスタムキーワードの簡易確認方法をご紹介します。
①[ツール(T)]−[データベース操作(D)…]でデータベース操作ウインドウを表示させます。
②テーブル名が記載されたプルダウンメニューで選択することで、その下にフィールド名が表示されます。
③「全テーブルを表示」にチェックを付けることで、全テーブルのフィールド名を確認できます。
この手順で設定していうキーワードが確認、変更できますので確認してみてください。
データベース操作の追加機能
続いて、馬王Zのデータベースにカスタマイズする追加機能をご紹介します。
公式ページには2014年の騎手情報しか説明にありませんでしたので、現在の騎手が記録が存在しているのかは確認ができません。
①SQL欄に「SELECT」を入力します。
②テーブル選択のプルダウンメニューから「騎手マスタ」を選択し、一覧から「騎手名」をクリックし改行します。
③「FROM句を自動生成して挿入」をすると自動的にあとの式が入力されます。
④「WHERE 月日=#2014/5/10#」と入力し<実行>をクリックします。
基本的にはこの手順でカスタムキーワードを入力することで、自分なりの分析をすることができます。
※競走コードの注意点として以下の内容も含まれます。
馬王Zでは中央競馬と地方競馬を管理する関係から、競走コードの仕様が大きく変更されていますので、注意してください。
過去のソフトである、馬王4の競走コードは「場・年・回・日・レース」をコード化していましたが、馬王Zでは「年月日・場・レース」 となっており、互換性がありませんので、確認をお願い致します。
カスタムキーワードの容量について
馬王Zのカスタムキーワードを自分の好みで入力してしまうと、容量が非常に多くなってしまい正常な動作をしなくなる場合があります。
基本的には、使わないキーワードや過去のデータを削除して新しい情報を分析するのが1番良い方法でしょう。
基本的には下記のルールで設定している方が多いので、参考にしてください。
おすすめのカスタムキーワードの種類
■ byte バイト型 0~255 1バイト
■ smallint 整数型 -32768~32767 2バイト
■ long 長整数型 -200000000ぐらいから2000000000ぐらいまで 4バイト
■ single 単精度浮動小数点数型 小数点が含まれる数字 4バイト
■ text() 文字列 カッコ内に入れた文字数分のバイト
この数値の基準でカスタムキーワードを入力すると、容量も少なく正確な数値を入手して、分析することが可能です。少ない容量で分析することで追加したキーワードに必要な領域が、最大で、4分の1~8分の1ぐらいに減らせます。
現在も利用できるカスタムキーワード一覧
次にカスタムキーワードで現在も利用できるものをご紹介します。
情報によると、2020年の2月までは動作可能のものが含まれているので、もしかすると現在2020年5月ではエラーがでてしまうものもあるかもしれません。
その場合は、条件には含めないでください。
レースに関して
■出走馬 父繁殖登録番号
SELECT 競走馬マスタ.繁殖登録番号1
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 競走馬マスタ ON S.血統登録番号=競走馬マスタ.血統登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
■出走馬 母繁殖登録番号
SELECT 競走馬マスタ.繁殖登録番号2
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 競走馬マスタ ON S.血統登録番号=競走馬マスタ.血統登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
AND S.馬番=出走馬T.馬番
■出走馬 父繁殖馬生年
select 繁殖馬マスタ.生年
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 繁殖馬マスタ ON S.父繁殖登録番号=繁殖馬マスタ.繁殖登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
AND S.馬番=出走馬T.馬番
■出走馬 母繁殖馬生年
select 繁殖馬マスタ.生年
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 繁殖馬マスタ ON S.母繁殖登録番号=繁殖馬マスタ.繁殖登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
AND S.馬番=出走馬T.馬番
■出走馬 父出産年齢
(LEFT(月日,4)-出走馬T.馬齢)-出走馬T.父繁殖馬生年
■出走馬 母出産年齢
(LEFT(月日,4)-出走馬T.馬齢)-出走馬T.母繁殖馬生年
以上が現在、利用ができるカスタムキーワードになっていますので、ぜひ使ってみてください。
出走する母馬、父馬に関して
■出走馬 父繁殖登録番号
SELECT 競走馬マスタ.繁殖登録番号1
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 競走馬マスタ ON S.血統登録番号=競走馬マスタ.血統登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
■出走馬 母繁殖登録番号
SELECT 競走馬マスタ.繁殖登録番号2
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 競走馬マスタ ON S.血統登録番号=競走馬マスタ.血統登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
AND S.馬番=出走馬T.馬番
■出走馬 父繁殖馬生年
select 繁殖馬マスタ.生年
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 繁殖馬マスタ ON S.父繁殖登録番号=繁殖馬マスタ.繁殖登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
AND S.馬番=出走馬T.馬番
■出走馬 母繁殖馬生年
select 繁殖馬マスタ.生年
FROM (レースT INNER JOIN 出走馬T AS S ON レースT.競走コード=S.競走コード)
LEFT JOIN 繁殖馬マスタ ON S.母繁殖登録番号=繁殖馬マスタ.繁殖登録番号
WHERE S.競走コード=出走馬T.競走コード
AND S.馬番=出走馬T.馬番
■出走馬 父出産年齢
(LEFT(月日,4)-出走馬T.馬齢)-出走馬T.父繁殖馬生年
■出走馬 母出産年齢
(LEFT(月日,4)-出走馬T.馬齢)-出走馬T.母繁殖馬生年
以上が現在、利用ができるカスタムキーワードになっていますので、ぜひ使ってみてください。
まとめ
今回は、馬王Zのカスタムキーワードについて説明いたしました。
馬王Zのカスタムキーワードは、オリジナルのデータ分析を作成する時に作る有力なワードですので、好みに応じて様々な条件を変更することができます。
そのため、1つのレースでもあらゆる角度から分析して、ファクターを複数だした上で競馬予想を考えることができるでしょう。
少し、専門性のある内容にはなってしまいますが、この要素を入れて馬王Zを利用すれば、回収率を上げることが可能です。
ぜひ、興味のある方は検討してみましょう。